2.4 その他の辞書
Lookup では他にも、次のような特殊な検索エージェントが標準で利用可能です。好みに応じて準備を整えて下さい。
2.4.1 日本語の読みを調べる
‘ndmecab’ は、日本語の漢字の読みを調べるための検索エージェントです。漢字を含む検索語が指定された場合、漢字かな変換プログラム Mecab を用いてその読みを調べます。
漢字の含まれる検索語を指定した場合、漢字かな変換プログラム Mecab を用いてその読みを調べて表示します。
Mecab は次のところからという名称で入手可能です。IPA辞書と同時にインストールして、mecabコマンドをパスに通すようにしてください。
次のように設定して下さい。
| (setq lookup-search-agents '((ndmecab)))
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2.4.2 スペルチェックとスペル検索
‘ndspell’ は、Lookup でスペルチェックを行なうための検索エージェントです。もし検索語を普通に検索して何も見付からなかった場合、スペルチェックを行なってからもう一度再検索を試みます。
ndspell は外部コマンドとして Aspell と grep を利用しています。Aspell は対話型のスペルチェックコマンドで、grep は言わずと知れた UNIX ツールです。どちらも GNU の FTP サイトなどから入手可能です。
このエージェントは単独では用いずに、他の辞書と組み合わせて、例えば次のように設定して下さい。
| (setq lookup-search-agents '((ndic "/usr/local/dict") (ndspell)))
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2.4.3 今日の運勢をチェックする
‘ndcookie’ は、検索時に cookie ファイル(引用集)から一句抜き出して表示するための検索エージェントです。fortune プログラムと同様の働きをします。
利用出来るファイルの例としては、Emacs に附属の Zippy ファイルがあります。次のように設定して下さい。
| (setq lookup-search-agents '((ndcookie "yow.lines")))
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