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1.4 起動するには

お待たせしました。それでは Lookup を動かしていきましょう。まず手始めに M-x lookup として、プログラムが起動することを確認して下さい。

 
M-x lookup <RET> ⇒

======== Lookup Windows ========================================
----------------------------------------------------------------
Type `m' to select, `u' to unselect, `?' for help.

% Identifier          Title                Method
- ----------          -----                ------
* ndtp:dserver/KOKUGO 国語辞典               =<>...
* ndeb:/cdrom/EIWA    英和辞典               =<>...
* ndeb:/cdrom/WAEI    和英辞典               =<>...





----------------------------------------------------------------
-J:%*  Lookup: *Dictionary List*      (Select Abbrev)--L5--C0--A
----------------------------------------------------------------
================================================================

上のような画面が表示されましたか? もしエラーが起こったり、あるいは一覧が表示されないようなら、辞書やプログラムの設定に失敗しているかもしれません。問題点を確認して、もう一度やり直してみて下さい。よくあるミスなら FAQ に情報があるかもしれませんし、わからないことがあればメールで尋ねてもらっても一向に構いません。

このとき表示されるバッファを 辞書一覧バッファ と呼びます。上の例では、「国語辞典」「英和辞典」「和英辞典」の三つの辞書が使えるようになっています。以下、これらの辞書を例に説明していきます。

行頭に ‘*’(アスタリスク)のマークが付いているのは、その辞書を検索に用いるものとして、辞書が選択されているということを表わしています。上の場合、三つ全ての辞書から一度に検索が行なわれるという意味になります。通常、最初は利用出来る全ての辞書が選択状態になっています。

Identifier’ とあるコラムには、辞書を特定するための名称が表示されています。これは利用している検索エージェント(agent)と、辞書の所在 (location)、及び辞書名(name)とを組み合わせて、 ‘agent:location/name’ という形で表わされます。本書ではこれを 辞書ID と呼び、‘name’ で表わされる 辞書名 とは区別します。また同様に、‘agent+location’ の部分は エージェントID と呼びます。

Title’ とあるコラムには、辞書のタイトルが表示されます。これは検索結果の出力などに、普段用いられるものです。オプション設定により自由に変更することも可能ですから、後で見やすいものに変えておきましょう。

最後の ‘Methods’ とあるコラムには、辞書が対応している検索方式が示されています。これは各種検索方式がそれぞれ一つの記号で表わされており、上の場合はどの辞書も「前方一致検索」「後方一致検索」「完全一致検索」に対応しているという意味になります。詳しくは後ほど説明します。

このバッファでは辞書の一覧を確認する以外にも、辞書の選択状態を切り替えるなどいくつかの操作が可能となっています。試しに ? を押してみて下さい。別のバッファにコマンドの一覧が表示されましたね? Lookup の各バッファでは、? キーを押すことで簡単なコマンド一覧が出るようになっているので、ちょっと調べたいときにご利用下さい。

どこでも使えるキー操作をもう一つ。q を押せば、そのバッファを抜けて元の作業に戻ることが出来ます。さあ、それでは辞書の確認はこの辺にして、次のステップに進みましょう。


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