[Lookup] Language: English, Japanese

Lookup
Top Page
Screenshots
Dictionaries
Documentation
Mailing Lists
Project Summary
CVS Repository

Links
Edict
EBNETD
FreePWING
FPWBook
DICT Project
FreeDict Project

Emacs
GNU Emacs
NTEmacs (ja)
Aquamacs

This page is
[Lookup]

Hosted by
[SourceForge]
[RingServer]


[ < ] [ > ]   [ << ] [ Up ] [ >> ]         [Top] [Contents] [Index] [ ? ]

5.3 辞書のモジュール化と切り替え

モジュールとは、複数の辞書の集合です。Lookupで多数の辞書を参照できるようになると、状況に応じて検索したい辞書の集合を切り替えたくなる場合があります。その場合、モジュールを複数個つくり、切り替えると便利になります。なお、起動時には必ず、‘default’と呼ばれるモジュールが作られています。

新しいモジュールを作るには、辞書一覧から、「^」を押して、モジュールメニューに行くか、直接、M-x lookup-list-modules で、モジュールリストにいってください。

Lookupは、モジュールの設定を、M-x lookup-exit のタイミングで、 ‘~/.lookup/cache.el’ ファイルに保存します。これは、 ‘.emacs.el’ の末尾に、‘defcustom’ 変数を保存するようなものだと思ってください。モジュールの編集をしたい場合は、このファイルを直接編集すれば、次回の M-x lookup-restart開始時に、その設定が反映されるようになります。

検索時のモジュールの切り替えは、M-x lookup-forward-moduleや、 M-x lookup-backward-moduleで行います。検索セッション中にこれを行うと、現在のセッションのモジュールを切り替え、検索語をあらためて新しいモジュールで検索し直します。それ以外の場合では、デフォルトモジュールを切り替えます。


[ < ] [ > ]   [ << ] [ Up ] [ >> ]         [Top] [Contents] [Index] [ ? ]

5.3.1 エージェント・オプション一覧

検索エージェントにオプションを設定することで、その振舞いのカスタマイズが可能です。(see section 各種オプションの設定)

オプションには全てのエージェントで共通に利用出来るものと、エージェント毎に異なるものとがあります。検索エージェント別のオプションは、それぞれのエージェントについての説明を参照して下さい。共通オプションとしては、次のものが利用出来ます。

:alias

エージェントに別名を与える。エージェントID は普通 ‘class+location’ として与えられるが(see section 起動するには)、このオプションにより location の部分を置き換えられる。当然ながら、これは lookup-search-agents で設定しなければならない。次のように用いられる。

 
(setq lookup-search-agents
      '((ndic "/usr/lib/dict" :alias "dict")))
(lookup-use-package "ndic+dict" "dict-package")
:title

検索エージェントにタイトルを設定する。これは現在、用いられていない。

:enable

有効とする辞書名のリスト。(see section 利用する辞書の制限)

:disable

無効とする辞書名のリスト。(see section 利用する辞書の制限)

:select

選択する辞書名のリスト。(see section 利用する辞書の制限)

:unselect

未選択にする辞書名のリスト。(see section 利用する辞書の制限)


[ < ] [ > ]   [ << ] [ Up ] [ >> ]         [Top] [Contents] [Index] [ ? ]

5.3.2 辞書オプション一覧

辞書は、オプションを設定することによりカスタマイズが可能です。 (see section 各種オプションの設定)

次のオプションが利用出来ます。

:title

辞書のタイトルを指定する。

:transformer

入力語の変換を指定する。これは複数形など単語の語尾を取り除いて元の単語を推測stemmingや、漢字の検索語をひらがなにするための関数で、文字列を受け取り候補となる文字列のリストを返さねばならない。次のように設定する。

 
(lookup-set-dictionary-option "agent:DICT" :transformer 'transformer-function)
:arranges

arrange 関数のリスト(追加用)。

:arrange-table

arrange 関数のリスト(置換用)。

:gaiji-table

外字の置き換えテーブル。

:cite-style
:cite-header
:cite-prefix

それぞれ、lookup-cite-style, lookup-cite-header, lookup-cite-prefix の代わりに優先して用いられる。 (see section 本文を引用する)

この内、:title:gaiji-table を除く全てのオプションは、エージェント・オプションとして設定することも可能です。

エージェントによっては、これ以外にも特別な辞書オプションが利用出来る場合があります。それぞれのエージェントの説明を参照して下さい。


[ < ] [ > ]   [ << ] [ Up ] [ >> ]