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B.8 ndict

‘ndict’ は、主にインターネットで公開されている辞書サーバから検索を行なうことを目的とした検索エージェントです。これは DICT プロトコル(RFC 2229)に対応したクライアントとなっています。

DICT サーバの一つである dictd 向けにフリーに配布されている辞書は、ndic エージェントで検索することも可能です。手軽に検索を試してみたい方は、そちらも参照してみて下さい。(see section ndic)


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B.8.1 ndict の準備

ndict は DICT プロトコルに対応した辞書サーバにアクセスします。サーバに接続できる環境であれば、特別な準備は何も必要ありません。自分でサーバを導入する場合には、DICT プロジェクトから dictd が入手可能です。

DICT project

http://www.dict.org

附属のドキュメントに従って適切に辞書、及びサーバを導入して下さい。dictd で利用できるいくつかの辞書は、上記ページ以外にも Lookup のホームページからも入手可能です。

Lookup dictionary collection

http://openlab.ring.gr.jp/lookup/dicts/


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B.8.2 ndict の設定

ndict は、次のように設定します。

 
(ndict server)

server には DICT サーバのホスト名を指定します。

次のエージェント・オプションが利用できます。

:service

DICT のサービス名。

:port

DICT のポート番号。 サービス名とポート番号の両方を省略した場合は、サービス名として変数 ndict-service-name の値("dict")が利用されます。

:coding

サーバに対する process-coding-system。デフォルトは euc-jp-dos

:auth

サーバへの authentication(認証)を指定する。ユーザ名とパスワードの組(cons)によって表わす。

:methods

サーバが対応している検索方式のリストを指定する。デフォルトでは、サーバのソフトウェアを見て検索方式を予測している。というのも、 DICT プロトコルでは検索方式はサーバが自由に設けることが出来るので、プログラムからは完全な自動判定が出来ない。従ってユーザが対応を指定する必要がある。dictd-1.4.x を普通に用いる場合には、これを指定する必要はない。次の :method-table も参照。

:method-table

Lookup の検索方式とサーバの strategy との対応関係を alist で指定する。例えばサーバが dictd-1.4.x である場合、これは自動的に

 
((keyword . "exact") (prefix . "prefix") (suffix . "suffix")
 (substring . "substring") (exact . "exact") (regexp . "re"))

のように設定される。上の :methods も同時に指定する必要がある。

例えば次のようになります。

 
(setq lookup-search-agents
      '((ndict "dict.org" :auth ("kei" . "password"))))

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B.8.3 ndict の辞書

サーバが扱っている全ての辞書が有効となります。辞書の名前とタイトルはサーバから与えられます。(しかし、サーバから与えられるタイトルはかなり長い場合があるので、自分で再設定した方がよいかもしれません (see section 辞書オプション一覧))

検索方式は相手のサーバに依存します。サーバが dictd-1.4.x をそのまま用いている場合には、「全文検索」以外の全ての検索が有効となります。でなければ、「キーワード検索」と「前方一致検索」のみ有効となります。 (see section 検索方式のいろいろ)


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